介護の転職体験談

病棟看護師から介護へ転職した私の体験談

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毎日のお仕事、お疲れ様です。このページをご覧になっているあなたは、今の仕事を辞めたいと思っていたり介護業界に興味があったりするのでしょうか。私は新卒で病棟に勤務後、わずか半年で介護の仕事へ転職しました。看護師としての経験が半年しかなかったのですが、その後介護では7年勤務しました。今回は、私が転職に至った経緯と介護で働いて良かったと思う点をお伝えしたいと思います。

病棟を辞めた理由

私は新卒後、内科の混合病棟に配属されました。病院内では一番稼働率が高く、とても忙しい病棟でした。

新人の私には、プリセプターという主に教育を担当してくれる先輩看護師がいました。辞めた理由は、このプリセプターとの関係がうまくいかなかったからです。プリセプターは、もともと性格がキツイと医師や看護師の間で噂になっている人物でした。いくら学生時代に実習をしたからといって、スムーズに働けるわけではありません。初めて聞く病名や薬、物品の場所、患者様の特徴など覚えることがたくさんあり、新人看護師はとても苦労しますよね。プリセプターからは「これ調べて!」と課題がどんどん出されますが、調べても分からないこともあります。それを質問すると「そんなことも分からないの?!」と怒られるばかりで教えてくれないのです。

中でも一番ひどかったのは、抗がん剤投与の準備をしたこともないのに「やっておいて!」といわれたことです。抗がん剤はとても危険な薬で、一般的な点滴の薬とは準備の仕方が全く異なります。当然私はできるわけもなく、また怒られてしまいました。

そんな日々を過ごすうちに、不眠や過換気症候群(過呼吸)など精神症状があらわれるようになりました。

「適応障害」の診断

「このままでは自分がダメになってしまう」と思った私は、精神科の病院を受診しました。医師からは1週間休職するよう診断書がでました。休職すると徐々に体調は良くなり、また働く意欲も出てきました。

しかし復職してすぐに、再び出勤できなくなりました。症状はさらに悪化し、ついに「適応障害」という診断名がつきました。医師からは、病気を治すには職場の環境を変えるしかないといわれました。自分自身に負けたような気がして退職することをかなり迷いましたが、医師や家族からの強い勧めもあり退職することに決めました。

介護職への誘い

退職日が間近に迫ったころ、友人から「訪問入浴で働いてみない?」と誘いがありました。退職することを以前から相談していましたが、まさか新しい仕事を紹介してもらえるとは思っていませんでした。

私はすぐに「やってみたい!」と思いました。理由は、学生時代に訪問看護の実習にいき在宅看護に興味を持ったからです。病院と違い環境が整っていなくても的確に処置をしたり、患者様やご家族のお話を親身に聞く訪問看護師の姿に、これこそ私が目指したい看護だと感じました。訪問入浴は介護の現場ですが、その中で看護師として働くことは在宅看護に通じる部分があるのではないかと思いました。

病棟経験が少ない私でしたが、すぐ採用してもらうことができました。先輩看護師はていねいに仕事を教えてくれ、「技術は後から覚えられる。大切なのは人柄、利用者様に対する接し方だよ」と励ましてくれました。

介護で働く魅力

現在私は育児に専念するため退職しましたが、今振り返っても訪問入浴の仕事は楽しかったです。適応障害になり、私は看護師に向いていないのではないかと悩んだときもありましたが、思い切って転職して良かったと思います。そこで、私が感じた介護の魅力をお伝えします。

医療行為が少ない

施設や在宅で過ごす利用者様は、病状が安定している方が多いです。そのため、病棟よりも医療行為が少ないです。治療よりも生活援助の方が多いかもしれません。

私の友人で派遣看護師として一時期訪問入浴で働いたことのある看護師がいますが、彼女は介護が合わないといって病棟に戻りました。彼女は治療にバリバリ携わりたいタイプの看護師なのです。そういう方には、介護は向いていないかもしれません。

しかし私は彼女と違い、治療よりもその人の生活にじっくり向き合いたいタイプです。私のような方には、介護がオススメです。

じっくり利用者様と関われる

病棟では1人で何人もの患者様を受け持ち、気持ちに余裕がない毎日でした。訪問入浴では、訪問時間は1人の利用者様に集中できるので落ち着いて関わることができます。そして利用者様1人1人に合った看護を考え、提供できることに私はやりがいを感じました。

また、デイサービスで働く友人も同じ意見でした。1人で何人かの利用者様をみなければいけないものの、病状が安定しているので病棟よりゆっくり利用者様と関われるといっていました。

勤務形態が選べる

病棟での勤務体系は、二交代か三交代がほとんどだと思います。介護でも施設だと夜勤があるところがあるかもしれませんが、デイサービスや私の働いていた訪問入浴のように日勤のみの職場も多くあります。また、正社員だけでなくパートで募集しているところもあります。自分の働きたいスタイルを選ぶことができます。

転職はとても勇気がいりますよね。私も看護師1年目での転職でしたので、とても勇気がいりました。しかし想像以上に介護の仕事は楽しく、気付けば7年間勤めていました。看護師の職場というとどうしても病棟が一番先に思い浮かぶかもしれませんが、介護業界でもさまざまな看護師の仕事があります。自分が働くうえで何を重視したいのか考えたうえで、転職先の候補に介護の仕事を加えていただければと思います。

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