介護の資格

【介護の資格】作業療法士とは?

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作業療法士は病院や施設でリハビリテーションをして、多くの人から必要とされ、感謝もされる職業です。作業療法士とは何なのか、どこで働くのか等を参考にして頂き、作業療法士の仲間が増えればいいなと思います。

作業療法士とは?

人間の何気ない暮らしには食事や入浴、着替え、洗顔、トイレといった毎日繰り返す生活動作があり、病気やけがをすると、そういった動作が難しくなったり仕事もできなくなったりします。

そうなった時に、病院もしくは家に出向いて、生活動作の訓練などをするのが作業療法士です。

普段の何気ない暮らしを取り戻す(もしくは手に入れる)ためには、筋力や体力をつけて元気に歩けるようになるだけでは不十分で、以下のような出来事が起きたりします。

  • 食事がうまく食べられない。
  • 家に閉じこもる。
  • 仕事に復帰できない。

これでは病気になった本人も、その家族も困ってしまいます。病院を退院したらスムーズに仕事へ復帰したり、家事炊事をしたりするために、作業療法士は退院後の暮らしを想定した以下のような訓練を提供します。

  • 自宅から職場まで自動車の運転をイメージして運転席に座りハンドル操作をする。
  • 患者と一緒にスーパーで食材を買ってきて料理をする。

また、作業療法士の「作業」には「何かを作る」という印象があるかと思いますが、治療手段として手芸や工芸、陶芸、園芸などを用いる事もあります。

作業療法士になるための学校

全国の都道府県に、作業療法学科という学科をもった大学や専門学校が複数あります。

それぞれの大学や専門学校によって求められる学力や人間性などは異なり、カリキュラムも学校によって異なります。

大学の作業療法学科は入学試験のレベルも高い事が多く、専門学校は比較的入学しやすいようで、私も大学は不合格で、専門学校は合格しました。

ですが、大学と専門学校のどちらでも作業療法士に必要な知識や技術の習得はできますし、就職率も学校の種類による差はありません。

実際に病院や施設で働き始めれば、大学卒でも専門学校卒でも同じ現場で同じ仕事をする事になり、昇進も仕事ができるかどうか、人間性はどうかなどが重要です。

作業療法士の就職先

就職先で最も多くて人気があるのは病院で、次に施設です。

病院

大学病院のように大きな病院で何十人の作業療法士と一緒に働くか、町の病院で1人か2人くらいで働きます。

また、精神疾患のある人がいる精神病院や、発達障がいのある子どもがいる小児病院でも働きます。

障がい者施設

体に障がいがある、もしくは精神に障がいがあって自宅生活が難しい人が共同生活をしている施設で、50歳くらいまでの若い世代が暮らしています。

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介護施設

介護が必要な高齢者が利用する施設で、介護老人保健施設やデイケア、デイサービスなどがあります。

作業療法士の業務内容

病院

多くの病院では、患者の年齢を問わず、手足の機能回復訓練や生活動作の訓練をします。精神病院ではコミュニケーションの訓練をしたり、小児病院では0歳児から小学生くらいまでに体と心のリハビリテーションをします。

障がい者施設

福祉業界に含まれ、病院のような機能回復がメインではなく、普段の暮らしを続けていくための何十年と継続したリハビリテーションをします。

介護施設

こちらも福祉業界に含まれて高齢者が対象です。高齢者が余命を楽しく過ごせるように体や認知症のリハビリテーションをします。

介護施設での作業療法士の役割

高齢者は脳梗塞や変形性関節症、糖尿病、認知症など様々な病気を複数抱えていて、さらに長寿になってきた事で加齢による体力や免疫力の低下も加わり、心身の現状に合わせた作業療法はもちろん、その日、その時の状態に合わせた作業療法が必要になります。

そのため、リハビリテーションに関する知識だけではなく、病気に関する基礎知識、薬の作用・副作用、介護保険・医療保険などの幅広い知識を持ちながら関わる事が大切です。

介護が必要な高齢者は自宅からデイケアやデイサービスに通ったり、介護老人保健施設で自宅に帰るために必要なリハビリテーションを受けながら生活をされています。

病院に比較すると少数ですが、こういったデイケアや介護施設で働く作業療法士も年々増えていて、高齢者が自宅へ帰る、または自宅での生活を続けていくためのお手伝いをしています。

介護が必要になる理由には体が不自由な場合もありますが、認知症が影響している事も多いです。認知症になりかけの症状は以下のようなものがあり、周囲は「何かおかしいな」と感じる事もあります。

  • ぼんやりする。
  • 楽しんでいた盆栽に興味を示さない。

しかし認知症になってしまうと以下のような症状がみられて、周囲の援助がないと暮らす事が難しくなります。

  • 昼食を食べた事を忘れる。
  • 一人で着替えられない。
  • 外出すると家の場所が分からずに帰宅できない。

作業療法士は、それらの症状を適切に評価して、できない原因を明らかにした上で対応を考え、介護職や看護師といった仲間と一緒に認知症の症状緩和もしくは進行予防への取り組みが役割の一つです。

作業療法士まとめ

作業療法士が活躍できる場は沢山あって、一人一人の考えや想いに合わせた場で働くことができます。特に、介護施設の作業療法士は人数が少なく、まだまだ必要とされていますので、一緒に働ける作業療法士が増える事を楽しみにしています。

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