介護の転職

【介護の転職】障がい者施設とは?

投稿日:

現代の日本ではテレビなどのメディアにおいて、少子高齢化問題や年金問題など、多くの福祉に関する問題を耳にします。

ではこの『福祉』という言葉は何を指しているのでしょうか?

みなさんは『福祉』という言葉を聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?私自身そうでしたが、多くの方が福祉とは介護であると考えてはいないでしょうか?

福祉という分野はとても広く、高齢者分野だけでなく、障がい者分野や児童分野、貧困問題まで多岐にわたります。

私は大学で社会福祉について学び、3年間特別養護老人ホームで働いた後、現在の障がい者の入所施設で働いています。

そこで今回は、私が働いている、障がい者分野についてのお話をさせていただきます。

障がい者施設と介護施設の違い

介護施設とは皆さんご存じのように、介護を必要とする高齢者が暮らしたり通ったりする施設で、要介護状態になった高齢者が利用できる施設で、以下のようなものがあります。

  • 入所し最期まで看取ることができる特別養護老人ホーム
  • 短期間のみの入所を行うショートステイ
  • 施設へ通い日中の活動を行うデイサービス
  • 訪問介護や短期間入所を組み合わせた小規模多機能型居宅介護

これらの介護施設は、利用する高齢者の要介護度や家族の必要性に応じて使い分けることができ、介護が必要な状態になった時にサービスを受けることで、生活の質の向上を目指せる施設になっています。

障がい者施設は、障害の程度に応じて排せつや入浴、食事支援など、介護施設と同じような仕事や、障がいのある児童から利用できる通所型事業があるなど、利用できるサービスは多岐にわたります。

例えば、仕事をして私たちと同じように給料をもらう通所型の作業所や、地域の中での生活を目的としたグループホームなどがあります。そのため、介護技術だけではなく、障がいの種類に応じた支援技術や、個別支援と地域支援を同時に進めていく方法など、さまざまな知識や支援技術が求められるというところに大きな違いがあります。

障がい者施設で働くメリットとデメリット

障がい者施設で働くメリット

まずメリットについてですが、障がい者施設では介護施設で経験できないことがたくさんあります。

特に今の日本では、障害のある人が地域の中で生活を行えるよう支援するという方針がとられています。

障がい者はこれまで排他的に扱われてきたという歴史があり、近年になってやっと人権が主張されるようになってきました。

そのため、いまだに偏見を持っている人がいるなど、障がいのある人が地域の中で受け入れてもらえるように支援することは、容易な事ではありませんが、非常にやりがいのある仕事です。

また他にも障がい者施設の中には児童施設もあるため、子どもとの関わりを持つこともできるというメリットがありますし、一般的に高齢者分野よりも障がい者分野の方が給与面でも良いという点があります。

障がい者施設で働くことのデメリット

私が感じる障がい者施設で働くことのデメリットは、なかなか気持ちや思いが伝わりにくいということです。

介護施設で働いてた時は、認知症の高齢者を支援した時の「ありがとう。」という言葉を聞けた時が、何よりうれしかったことを覚えています。

この仕事をやってきてよかった、と心から思える瞬間でした。

しかし、障がい者施設では言葉を話すことができない方も多いので、感謝の言葉を聞く機会が、ほとんどないということに気づきました。

全ての支援が一方通行で、時には激しく暴れて私自身けがをすることもあり、自分の気持ちが伝わらない、悔しさや悲しさに悩まされる日もありました。

しかし、3カ月ほどたったある日、私に暴力を振っていた利用者が初めてそっと私の手を握ってくれました。

先輩職員いわく、手を握ることで安心しているというその利用者なりの意思表示だったそうです。

その時初めて、私は自分の思いが伝わったんだと実感することができました。

障がい者施設では、意思疎通が困難で、思いが伝わりにくいこともありますが、それは思いが伝わった時の喜びを倍増させるという考え方もできるのではないでしょうか?

障がい者施設での働き方

障がい者施設での働き方は、入所施設と通所施設とで働き方が異なります。

入所施設の場合

  • 24時間365日稼働で利用者の支援が必要なため夜勤がある
  • 日曜日、長期休暇は取れない
  • 連勤はほとんど無し

通所施設の場合

  • 基本的に夜勤は無し
  • 日曜日、長期休暇がある
  • 連勤が多い

職種は入所施設では生活支援員や介護士、児童分野では保育士や児童支援員、他にも管理栄養士や栄養士、事務員などがあり、社会福祉士介護福祉士などの資格を活かすことができます。

以上のように介護施設と障がい者施設は似ているようで異なる点も多くあります。

しかし、どちらの分野も今後の日本の福祉にとってとても重要な役割を担っています。自分がどの分野で働くべきか、まずは見学やボランティアを通して体験してみるのも重要です。

介護の転職ノート@運営スタッフ
介護の転職ノートは介護職に関する情報サイトです。介護職に関わるみなさまの役に立つようなコンテンツを提供できるように、日々努力してまいります。サイトに関するご意見、ご要望などございましたら「お問合わせ」フォームにて受け付けていますので、よろしくお願いいたします。

-介護の転職

Copyright© 介護の転職ノート , 2017 AllRights Reserved.